『小1プロブレム』とは|原因と対処法を解説
2022年05月21日こんにちは、ちゅんみです。
突然ですが、「小1プロブレム」という言葉をご存じでしょうか。
卒園してはじめて小学校に通うお子さんの通学で苦労していませんか。
小1プロブレムはどんな子にでも起こり得ます。
今回は
小1プロブレムについて解説します。
小1プロブレムとは
東京都教育委員会の『小1問題・中1ギャップの予防・解説のための「教員加配に関わる効果検証」に関する調査の結果について」では、小1プロブレムの定義が次のように記載されています。
第1学年の学級において、入学後の落ち着かない状態がいつまでも解消されず、教師の話を聞かない、指示通りに行動しない、勝手に授業中に教室の中を立ち歩いたり教室から出て行ったりするなど、授業規律が成立しない状態へと拡大し、こうした状態が数か月にわたって継続する状態をいう。
参考:東京都教育委員会
小1プロブレムが生じやすい時期は、小1の4月が圧倒的に多く、5月も継続されることもあります。
小1プロブレムの原因とは
小1プロブレムの原因について解説します。
まず大きな原因の1つとして、環境の変化が挙げられます。
園は、お絵描き、園庭でのお遊び、お散歩、など楽しいことが多いですが、
小学校に入ると座学がほとんどです。
幼稚園・保育園時代であれば、自由に立ち歩いて好きなことができますが、
小学校になると1コマあたり45分単位の授業になり、ずっと静かに座っている必要があるのです。
この園と学校のギャップから子どもがすぐに適応できないことがあるのです。
小1プロブレムの対処法
小1プロブレムの対処法について解説します。
過度に心配しすぎない
学校でうまくいっていないときは、心配になりますよね。これは当然かと思います。
過度に心配するあまり、
「きょうは学校どうだった?」、「学校楽しかった?」と聞きたくなるかもしれませんが、
この質問は子どもに酷かもしれません。
子どもが一生懸命適応しようとしている時期なので、そっと見守るのがおすすめです。
担任の先生に相談する
なかなか適応できず、5月、6月も心配な場合は、担任の先生に相談するのもおすすめです。
学校の様子を聞いて、家での様子も伝えましょう。
スクールカウンセラーに相談する
適宜スクールカウンセラーの先生に相談しましょう。
カウンセラーの先生は、子どものトラブルにたくさん対応してきています。
小1プロブレムは広く認知されているので、よいアドバイスがもらえるかもしれません。
一度相談してみるのもよいですよ。
小1プロブレムに悩む保護者さんはたくさんいるでしょう。
まずは子どもの適応を見守ってみましょう。5月以降でも状況が変わらない場合は、先生などに相談するのがおすすめです。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。