悲惨なニュース映像…子どもたちの心のケアは?【おなまえ~る】

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悲惨なニュース映像…子どもたちの心のケアは?

2024年01月18日

こんにちは、うとです!

 

戦争や内紛、元旦から起こった能登半島地震など、

テレビでは毎日のように戦地の映像や被害の大きさを伝えています。

 

大人でも目を覆いたくなるような光景が毎日繰り返されていますよね。

そのニュースは子どもたちの目にも届いています。

ショッキングな映像や被害を受けた街や人の映像は、子どもたちの目には刺激が強すぎるのではないかと思うこともあります。

 

実際ニュースを見て、被災地から遠く離れた場所に住む子どもで心を痛めてしまうことがあるようです。

止めることは難しいニュース映像。

それを目にする子供たちへのケアはどうすれば良いのでしょうか?

 

災害時の子どもの心のケア

被災地の子供達、そのニュースを目にする子どもたちへの心の傷口を少しでも小さくしたいという思いから、ユニセフが心のケアの4つのポイントをまとめています。

 

そのポイントとは、

 

1.安心感を与える

2.日常を取り戻すことを助ける

3.被災地の映像を繰り返し見せないで

4.子供は自分で回復する力を持っている

 

です。詳しく見ていきましょう!

 

安心感を与える

いつもよりも一緒にいる時間やスキンシップを増やし、寄り添うことを大切にするよう心がけます。

不安がった時には話に耳を傾け、疑問や心配に思っていることを口にした時は簡単な言葉で穏やかに、正直に答えてあげましょう。

 

「正直に」というのがポイントだそうで、わからないからと適当に答えず、「わからないから様子を見てみようね」「今みんなで調べているところだよ」というように、取り繕わず、正直に伝えてあげることで、子供達は安心するそうです。

 

日常を取り戻すことを助ける

子供たちの「安心」は「普段どおり」です。

些細なことでも構わないので、普段通りを心がけましょう。

 

まさに被災地の中にいる場合、避難所生活などでなかなか

「普段通り」が難しいところではありますが、

生活の一部でも普段通りにできるポイントを探してみると、子供たちの安心につながるそうです。

 

被災地の映像を繰り返し見せないで

小さなお子さんの場合、映像やニュースから、起きている事実を十分に把握することは難しく、その衝撃だけを受け取ってしまう場合があります。

過去に起こった出来事を今起こっていると捉えたり、

遠い外国の出来事をごく身近で起こると捉えたり。

さらには「自分のせいでこの災害が起こったのではないか」というふうに思うこともあるそうです。

 

また必要以上に感情移入をしてしまい、泣いてしまう、不安を強めてしまうということもあるようです。

 

子供達がよく見ていた(それこそ日常のそばにあった)番組を見たり、

DVDを見たり。

そんな時間を作って、心を休ませてあげるのが良いようです。

 

子供は自分で回復する力を持っている

子供たちには、自身の中の不安を解消する力があると言います。

 

いつもより元気がない
イライラしたり興奮しやすくなる
好きなことをしなくなる
災害のことばかり気にする
怖い夢を見たり、眠れなくなる
食事をとらない
頭痛や腹痛など体の不調が現れる
学校などに行きたがらない
家族と離れたがらず、甘えがちになる

 

こんな様子が見られたら、私たち大人は「不安がっているのではないか」と心配になりますが、子供が信頼できる大人に働きかけて、自身で心を回復しようとしている過程であるとされています。

 

「信頼できる大人の前で」というのがポイントかもしれませんね。

安心して不安を吐き出せている、という感じでしょうか。

 

一時的であればゆっくり見守って欲しいとしています。

ただ、何週間もずっと続くようであれば、専門家の助けを求めるのが良いそうです。

 

 

 

被災した子供達が地震や避難の絵を描いたり、地震の「ごっこ遊び」をするのも、遊びを通じて気持ちを整理しているのだそうです。

やめさせたりせずに、子供なりの心の整理方法だと思って、様子を見守ってあげるのが良いそうです。

 

 

子供たちは大人の不安を敏感に感じ取ります。

気持ちを抑えて我慢してしまうこともあります。

 

まずは大人が冷静に落ち着いた態度で過ごすことが子供達にいちばんの安心感を与えます。

不安定な状況ではありますが、必要以上に怖がったり、騒いだりせずに、「どうやら大丈夫そうだ」と思ってもらえるよう落ち着いて過ごしたいものですね。

 

 

被災地の皆さま、また直接被害にはあっていないくても、ニュースなどで心を痛めてしまっている方。

みなさまが心穏やかに過ごせる時間が少しでも長くあるように、

いつも通りの日常が1日も早く戻りますように、

心よりお祈り申し上げます。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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