幼稚園無償化から2ヵ月、待機児童に影響は?
2019年12月03日こんにちは、うとです!
今年10月1日からスタートした幼児教育、保育の無償化。
幼稚園、保育園、認定こども園に通う3〜5歳の子供の保育料が無料になり、住民税非課税世帯は0〜2歳の子供も無料になるというものです。
子供を育てる世代としてはとても有り難い制度で、我が家も次男は保育園の年長さん。
1年に満たないとはいえ、卒園までの間給食費だけで済み、とっても有り難く感じています。
ですがこの制度本当にいいことばかり?
保育の質や待機児童問題に悪影響は?
制度開始から2ヵ月、懸念されていた問題について考えてみたいと思います!
待機児童が増加?!
制度がスタートして、待機児童が増えたという自治体が報告されています。
無償化で待機児童が増える原因として
・無償であれば仕事復帰をしよう
・保育園を検討していたけれど、無償であれば保育時間の長い保育園にしよう
など、保育園を検討していなかった人が保育園に流れたということが考えられるようです。
保育園に入れる児童の枠が増えなければ、待機児童問題の根本的な解決にはなかなか繋がらないようです。
保育の質は大丈夫?
保育の無償化に予算を回した結果、果たして保育士の処遇改善に回せる予算はあるのか…?
保育の質に関して、そこが大きな問題となっているようです。
間近で見ているからこそわかりますが、本当に大変なお仕事…
長時間勤務ですし、休憩時間はあってないようなもの。
体力仕事でもあり、接客業でもあるような…
そして事故はもちろん許されません。
どの仕事にも厳しい部分はありますが、やはり子供たちに接するお仕事をされる方には、
安心して心に余裕を持ってお仕事ができる環境を整えてあげたいと思います。
その他の問題は?
もう一つ、「質の低下に繋がっているのでは?」と懸念されているところがあります。
それが給食。
今回の保育の無償化に、給食費は含まれていません。
息子の通う保育園でも、今まで保育料と一緒に引き落とされていた給食費が、
別途毎月封筒に入れて提出するようになりました。
ここで、給食予算が保育園によって差が出てきてしまうようです。
無償化導入以降、給食費削減のために一汁三菜だったものが一汁二菜に。
おやつに提供していたフルーツは廃止に。
など、明らかなサービスの低下があった保育園が報告されています。
規模により予算確保が難しくなるケースがあり、その対応をどうするのか改善が求められています。
懸念事項が多いと言われる中スタートした保育の無償化。
実際に出てきた問題点がこれからどう改善されていくのか、
私たち保護者も情報収集を欠かさないようにしなければなりません。